防水ガラリはいつ開発されましたか?

昭和58年に電源開発株式会社が台風銀座の沖縄に石炭火力発電所を建設する際、多量の換気ガラリを要する発電所では強風雨時の雨水浸入を防ぐ(防水)対策が重要となり、電源開発株式会社より依頼され「タテ型防水ルーバー」を開発することになりました。(初の防水型ガラリ)
強風雨時の雨水浸入(防水)を防ぐには、ガラリの羽根形状を複雑にすればいいのですが、空気抵抗が大きくなり通気性が悪くなってしまいます。
通気性と防水性は相反するものであり、試験試作を繰り返す中で、その二つの性能を兼ね備えた『タテ型防水ルーバー』が誕生しました。

性能試験について教えてください。

もともとガラリの防水性能、通気性能の試験方法にはJIS規格や(財)建材試験センターのJSTMの規定はありませんでした。しかしながら、建築や設備業界関係者からの問い合わせや試験方法の統一化の要望の声が多く、2002年に(財)建材試験センターで「換気ガラリの防水・通気試験方法」がJSTM規格されました。

弊社の防水通気試験装置(2005年設備)も試験方法もJSTM規格に準じたものです。
詳細は「自社性能試験」をご覧ください。

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ガラリの通気性能について教えてください。

ガラリの通気性能について、JIS規格はなく従って通気性能を示す数値として「開口率」「抵抗係数」「流量係数」があります。一般的に言われる開口率は同じ開口率でもその構造や形状によって通気性能は違ってくるので、通気性能は抵抗係数または流量係数で認知するのが適切です。

しかし、通気性能試験方法が定まっておらず、その数値表示が区々だったため、2002年に(財)建材試験センター規格JSTMで「換気ガラリの通気試験方法」が規定されましたが、一般的には広く認知されておらず未だに混乱しているのが現状のようです。

ガラリの通気性能は抵抗係数(ζ)または流量係数(α)によって判断されますが、一般的にこの数値を提示しているメーカーは多くありません。

抵抗係数(ζ):抵抗の大きさ   1=抵抗がない。数値が大きい程抵抗あり。
流量係数(α):空気の流れやすさ 0(流れない)~1(抵抗なし)
設備設計などで用いられる圧力損失はこの抵抗係数、流量係数から求めます。
「抵抗係数」「流量係数」は面風速に対する数値か、有効開口面風速(通過風速)に対する数値かによって大きく違ってきますので、面風速か有効開口面風速どちらに対するものなのか、確認および打ち合わせをする必要があります。

弊社製品の抵抗係数値と流量係数値は面風速と有効開口面風速、それぞれの場合の数値を表記しております。参考にしてください。
また、抵抗が大きく、流量係数が悪いと強制換気の場合はファンの能力が十分発揮できなかったり、自然換気の場合はガラリ面積を大きくしなければならない場合がでてきます。

(財)建材試験センターでは抵抗係数(ζ)と流量係数(α)は面風速に対する数値としています。(社)公共建築協会では、「風速」とは「有効開口面風速」と定義づけています。

詳細は「ルーバーの通気性能に関する考え方(PDF)」をご覧ください。

ルーバーの通気性能に関する考え方

ガラリの最小・最大製作寸法を教えてください。

製品の種類によりますが、おおよそW(幅)は200~3000mmまで、H(高さ)は200~3000mmです。ただし、製品のm2重量が20~40kgありますので、現場の搬入条件や施工時の効率を考慮する必要があります。

防音ガラリのm2重量は40~80kgとなります。

防音ガラリの用途はなんですか?

弊社の防音(遮音)ガラリは「通気性」「防音性」「防水性」の三つの性能を兼ね備えており、換気が必要な場所でなおかつ音源(騒音)を外部に出したくない、入れたくない、また、雨水を室内へ入れたくない場合に効果的です。その他に室外機設置や屋上のクーリングタワーのショートサーキット対策などにも有効な騒音対策として設計いただいております。

カラーは対応できますか?

はい。できます。電解着色、焼付塗装に対応可能です。
二次電解着色につきましては各サッシメーカー様のカラーに対応させていただいておりますが、稀にメーカー様オリジナル仕様に対応できない場合もありますので、ご相談、またはお打ち合わせをさせていただきたいと思います。

防雪ガラリの構造を教えて下さい。

ヨコ羽根+パンチング板+タテ羽根の三層構造により、雪をシャットアウトします。下に落ちた雪をすべり落とす独自の下枠構造になっております。

≫≫詳細図は「製品紹介の防雪Uルーバー100/50WP」をご覧ください。

アルミ製ガラリは防火性能を備えていますか。

アルミ製ガラリは防火設備にはなりません。
対応としては温度ヒューズ付きのスチール製防火ダンパー(ファイアーダンパーFD)をガラリの内側に取付けることにより特定防火設備対応としております。